Tacitus、Somelikeithotbrown、そしてHaikalがケンタッキーダービー戦線に浮上

昨年の11月中旬に未勝利を脱出して以来の出走となったTacitusが、内から抜け出し総賞金$350,000のタンパベイダービー (G2) を制覇、ケンタッキーダービーの出走権を、事実上手中に収めた。Jose Ortizを鞍上に据えた、Bill Mott厩舎所属のこの将来有望な牡馬は1700mのレースを1:41.90の時計で駆け抜け、新たなレースレコードを樹立している。

Juddmonte Farmsの自家生産馬である、このTapit産駒の芦毛馬は、11頭立てのレースを5番人気で制し50ポイントを獲得。なお、本馬は2014年のエクリプス賞最優秀古牝馬に選出されたClose Hatchesの初仔である。

レースは、Zendenがハイペースで逃げる中、サムFデイヴィスS (G3) を人気薄で制したWell Definedが2番手で、そしてOutshineが3番手で追走。そして、10番枠からのスタートとなったTacitusは、後方に控える展開。そして、3コーナーで先団への進出を図ると、最後の直線では馬群を縫うように伸び、終わってみれば1馬身1/4差の快勝であった。

「ダート(のキックバック)をたくさん受けましたが、この競馬場のそれは他場のものと比べてそれほど固着しないので、そこまで悪くはありませんでした。まだまだ子供なところのある馬ですが、今日は経済コースを走ることができ、さらには直線で前が開いてくれました。とても大きな馬で、先頭を奪った時には他馬を待つ素振りを見せました。彼の走りにはまだまだ余裕が感じられます。100%の力を出しているとは、とても思えません」とは、騎乗したOrtiz騎手のコメントである。

調教師のコメントに「我々は常にこの馬を高く評価してきました。つまり、(ケンタッキー)ダービー戦線に乗ってくる馬だと思っていました。レースの前半は気持ち良く走っているようでしたが、馬込みを抜けてくる際には少しばかり心配でした。実際、その時には頭を上げる素振りを見せましたが、抜け出してからは自信を持ったようで、走りに勢いがつきました。ジョッキーは『ガス欠にはなっていない(まだまだ余裕があった)』と言っていました。先頭に躍り出た後は少し遊びましたが、全体的には良い競馬であり、ためになる経験となったのではないでしょうか」とあるように、Tacitusの次走が非常に楽しみである。

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Skychai RacingとSand Dollar Stableによる共同所有馬であるSomelikeithotbrownが、ターフウェイパーク競馬場で行われた総賞金$200,000のジェフルービーS (G3) に勝利し20ポイントを獲得、第145回ケンタッキーダービーへの出走に一歩近づいた。2008年のケンタッキーダービー優勝馬であるBig Brownを父に、そしてMarilyn Monroanを母に持つ、非常に巧く命名された本馬は、このレースを1.3倍の1番人気で迎えた。Mike Maker調教師のもと、2月15日に行われたJohn Battaglia Memorialを制している本馬にとって、ここターフウェイパーク競馬場のポリトラック(人工馬場)は好走の約束された場であった。加えて、2歳時の成績も本馬の好走を後押しした。つまり、BCジュヴェナイルターフ (G1)、ピルグリムS (G3)、そして、ウィズアンティシペーションS (G3) の3芝重賞における入着実績である。

そしてまさに、SomelikeithotbrownはここジェフルービーSでその能力を誇示したのである。8倍のオッズをつけたFive Star Generalが逃げるも、Tyler Gaffalione騎手を背に、最初の1/4マイル地点で早くも同馬をとらえたSomelikeithotbrownは、その後は他馬との差を広げる一方。最後はおつりの無くなったSomelikeithotbrownであったが、それでも彼を脅かす馬は皆無であった。なお、3馬身1/4差の快勝を飾った本馬が1800mのポリトラックで計時した時計は、1:52.05であった。

ニューヨーク州産であるSomelikeithotbrownは、Hot Pink Stablesと、共有馬主でもあるSand Dollar Stableによる共同生産馬。ここまで7戦3勝、2着2回、3着1回の成績を挙げ、$363,478を獲得している同馬の唯一のダート戦は、サラトガ競馬場でのデビュー戦であった。馬場の悪化した同レースで離された7着となった後、この鹿毛の牡馬は芝の未勝利戦を8馬身差で圧勝。その後はステークス競走のみに出走し続けている。

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直線で開いた大きな差を打ち消し、Rajiv Maragh 騎手を背にしたHaikalが総賞金$300,000のゴッサムS (G3) を1馬身差で制覇。50ポイントを獲得し、ケンタッキーダービーの出走権を手繰り寄せることに成功した。なお、Kiaran McLaughlin調教師の管理馬である本馬は、Shadwell Stablesの自家生産馬である。

1ターンのマイル戦であるゴッサムSは、Road to the Kentucky Derbyの対象レースとして、上位4着馬に合せて85ポイント(50-20-10-5)を提供する。

オッズ5倍の2番人気で出走したDaaher産駒のHaikalは、Much Betterが刻む非常に厳しいペースの中、後方に待機。そして、800m地点で早くも3馬身半のリードを有していたMuch Betterを追走したのがInstagrand。3コーナーでその差を外から縮めた後者と、気付けば上位に進出していたMind Controlと併せ、直線の入り口では3頭による競馬の様相。

直線半ばでもまだ差のあったHaikalであったが、そこから目の覚めるような末脚を繰り出しての差し切り勝ち。時計は1:35.63であった。

鞍上は「走りたい気持ちでいっぱいでしたし、見た目ほどの辛勝ではありませんでしたよ。届くだろうと思っていましたし、図ったとおりの末脚を図ったとおりに繰り出してくれた感じです。遊んでほしくなかったので最後まで走らせましたが、完勝でした」と、コメントしている。

また、アシスタントトレーナーのJoe Leeは次のように述べている。「あのレース振りは、Kiaran(McLaughlin調教師)がジョッキーと事前に打ち合わせていたとおりの内容なのです。ですから、Rajiv(Maragh)の乗り方は完璧でした。直線で差を詰めてきた時には『届いてくれ』と祈っていましたよ」

最後にジョッキーは次のように付け加えている。「彼の走りは、距離が伸びてさらに良くなることを示唆しています。ですから、距離延長に懸念はありません。むしろ、それらのレースで彼に乗れることを非常に心待ちにしております」

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