記録的な大雨の中ジャスティファイがケンタッキーダービーを勝利

5月5日、157,000人の競馬ファンが歴史上一番の大雨にも負けずケンタッキーダービーを見守りました。100年前の1918年のダービーでも5.87センチの記録的な大雨が降りました、今年の第144回ケンタッキーダービーではその記録を上回る6.2センチの大雨の不良馬場の中、出走馬20頭はゴールを目指しました。

どの馬も不良馬場で走った経験はありませんでしたが、優勝したジャスティファイ(父:スキャットダディ)はまるで良馬場で走っているかのようなレースをしました。プロミセスフルフィルド(父:シャックルフォード)は好スタートから逃げ、ジャスティファイも好スタートを決めて2番手で走りました。2歳王者グッドマジック(父:カーリン)とボルトドーロ(父:メダグリアドーロ)もジャスティファイの後ろ3番手と4番手を確保しました。そのままの体勢で800mが過ぎました。

最初の800mの時計はすごく速く、ジャスティファイがプロミセスフルフィルドの隣まで進出し僅差で先頭に立ちました。3コーナーではジャスティファイがもっと前に押し上げて行きました。この辺りでプロミセスフルフィルドが手応えをなくし、変わってボルトドーロが2番手で踏ん張りましたが、直線手前でグッドマジックが交わして2番手になりました。ゴール前で脚が上がったグッドマジックでしたがオーディブル(父:イントゥミスチフ)の追撃を鼻差でしのいで2着になりました。ジャスティファイは2馬身半差でケンタッキーダービーを勝利しました。

136年間ケンタッキーダービーで言い伝えられてきた「アポロの呪い」というジンクスをついにジャスティファイが破った。これは1882年のケンタッキーダービーの優勝馬アポロを最後に3歳デビューの馬がケンタッキーダービーを勝ってなかったジンクスなのです。「アポロの呪い」から開放されたので、今後はもっと3歳デビュー馬がケンタッキーダービーに挑戦しそうです。

このダービー勝利は2015年下旬に死亡したスキャットダディにとって産駒の初めてのケンタッキーダービー制覇になりました。ジャスティファイはスキャットダディ最後の世代の産駒になります。それと同時にボブ・バファット調教師にとっても5度目のケンタッキーダービー制覇でもあります。バファット師が管理した、これまでのダービー馬は1997年のシルバーチャーム、1998年のリアルクアイエット、2002年のウォーエンブレムと2015年のアメリカンファラオです。今年のダービーは共同所有者であるウインスターファームの2勝目のダービーでした。前のダービー優勝馬は2010年のスーパーセイヴァーでした。マイク・スミス騎手も2005年のジャコモ以来2度目のダービージョッキーになりました。

ヨーロッパから輸送して挑んだメンデルスゾーン(父:スキャットダディ)でしたがスタート後に他馬から激しくぶつけられました。1コーナーまでに何度も接触しながらレースは進みました。3コーナーでようやく落着きましたがレースどころではないと判断したムーア騎手は、馬を守るためにゆっくり乗って最下位となる20着でレースを終えました。メンデルスゾーンはアイルランドに戻りますが、オブライエン師はまたメンデルスゾーンと一緒に今年のブリーダーズカップクラシック(G1、ダ2000m)のためにチャーチルダウンズに戻ります。

ジャスティファイは米国の3冠路線を進みます。次走は5月19日のプリークネスS(G1、ダ1900m、ピムリコ競馬場)です。バファット師は6度プリークネスSを勝利した経験があり、ダービー馬と一緒に出走したレースでは無敗です。

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